三毛犬ジョニーへの伝言

旧「自堕落な蟻」 ブログ名変えました。ジョニーは昔飼っていた可愛いビーグルの名前です。

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しょっぱいドライブ

著者は大道珠貴。

何年か前の芥川賞受賞作品です。

文庫になっていたので、買ってみました。

帯には「人間を書ききった作品」となにやら激賞されてます。

読んでみると、いまいち覇気のない若い女と、60代の「しょぼくれたおじいさん」の、恋愛?でもない馴れ合い、を書いた話でした。

文章は、センテンスが短く、スカスカと読みやすいです。

でも、読み終わって、「だから、何?」という感じでした(汗)。

おそらく文学通には、面白く見所のある作品なのでしょう。

しかし、俗な大衆文学好きの私には、いまいち分かりませんでした。

併録されている短編も、みんな同じような自堕落な主人公で、どうも共感できません。

はるか年上の男性と若い女性との関係を描いた作品に川上弘美「センセイの鞄」があります(積読状態ですけど。。)。

こちらは年配の男性の人気を集めましたが、この「しょっぱいドライブ」は、対照的に、おじさんたちの気を滅入らせ、がっくりさせた、らしいです(汗)。

でも、確かにリアル。

夢を見させてくれないお話ですね(汗)。
しょっぱいドライブ しょっぱいドライブ
大道 珠貴 (2003/02/25)
文藝春秋

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雪で手を刺しました(汗)!

昨日、東京は大雪でした。

一夜明けて、屋上に上がってみると、昨夜ふわふわだった雪は、ガサガサのバリバリ。

昨日の夕方、子供達と一緒に作った雪だるまの耳が(雪だるまに耳なんて変、という話は置いといて)、取れていたので、直そうと雪の塊を手にしたら、

「ぶちっ」

と、いやな感触がありました。

・・たちまち雪が真紅に染まりました。。

ひええ。雪って、凶器になるんですね!

雪国に住んでいらっしゃる方からすれば、何を当たり前なことをいっているんだ、と呆れられそうですが・・。

つららが頭に刺さって亡くなった人の話、というのも聞いたことがあります、そういえば。

冬の怖さ、雪の怖さを、ほんの少し、思い知りました(汗)。

南関東に住んでいる者は、雪に対して無知なのかもしれません。

と、何故思ったかというと、今日ベランダに布団を干している家が、結構あるんです。

そりゃ今日は快晴だけど、雪が溶けてぼたぼたいってますよ。

お布団、余計に湿っちゃいますよ・・ね?

母校閉学

今を去ること20年前、私は駿河台にあるマンモス私立大学の、付属の短大に入学しました。

貧乏だったけれど、マックのポテトを、財布事情の同じ仲間と一緒に分け合ったりして、結構それなりに楽しい学生生活を送っていました。


今日、その短期大学は、閉学になっていたことを知りました・・。

別に何がどう影響するわけではないのですが、ただ、寂しいです・・。


学生が集まらなくなったのでしょうか。

それとも本大学の、予算の関係かも??

大学からは今でも結構頻繁に、寄付のお願いが来るからなあ。。


昔から「あの大学に短大なんてあったの?」と言われてましたが、本当に無くなってしまった今、説明が難しくなります(汗)。

再就職でもしない限り、最終学歴なんて聞かれないでしょうが・・。

マシニスト

不気味な映画です。

ホラーというのではありません。

幽霊も血飛沫も出てきません。(工場での事故シーンはグロテスクですが)。

でも、怖い。

次は何か起こるぞ。怖い~、やだやだ!

と、思いつつも、画面から目を離すことが出来ないのです。


主人公を演じるのは、クリスチャン・ベイル。

一年前から、彼は不眠に悩まされている。

何と、365日、眠っていない、と彼は告白する。

当然、彼はガリガリに痩せ衰え、意識は朦朧となる。

そして、・・機械工として勤めている工場で、彼は不注意から、事故を起こしてしまう。

彼は、アイバンという大男に振り回されていた。

工場での事故も、その男のせいだ。

でも周囲に尋ねても、そんな男は知らない、見なかった、と言う。

彼は周囲のものがアイバンとつるんで、自分を陥れようとしているのではないか、と疑心暗鬼になる。

不眠記録は続き、彼はますます痩せ衰えていく。。



終盤で、何故彼が不眠症になったのか?

アイバンとは何者なのか?が明らかになります。

話の途中でいろいろと伏線が張られているのですが、この終盤への流れは、見事です。


がんじがらめで、苦しんでいた主人公が、ラストでは安堵の表情を浮かべ、眠りに落ちます。
ああ、この男は救われたんだな(ハッピーエンドとは言い難いけど)、と安心させられました。。

クリスチャン・ベイルって、スピルバーグの昔の映画「太陽の帝国」の主役の男の子だったんですね。

大人になっていたし、あまりにもガリガリなんで、分かりませんでした(当たり前か・・)。

全然期待しないで借りた映画ですが、思わぬ拾い物をしました。

怖いけど、秀作です。
マシニスト マシニスト
クリスチャン・ベール (2005/09/22)
アミューズソフトエンタテインメント

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東京タワー オカンと僕と、時々オトン

リリー・フランキーと言えば、そらトボケた独特のイラストと、ちょっとお下品だけどやたらと面白いショートエッセイを書く人、という印象でした。

息子はアニメ「おでんくん」の人、と言います(笑)。


この「東京タワー」は、著者始めての長編、自伝的小説です。

ベストセラーなので、ご存知の方も多いでしょう。

帯には、沢山の著名人の推薦文が付いてました。

「泣ける」とか「感動した」とかまくし立てられると、へそ曲がりの私はかえって引くのですが、この本には、・・やっぱり泣きました。

某有名作家浅○次郎のような、「ここらでいっちょ、泣かせてやろう!」のような、あざとさがないのです。
(私見です。浅○ファンの方、お怒りにならないで下さい)


著者の母と著者との生活が、子供時代の頃から、淡々と語られます。


「オカン」は、「ぼく」の箸の持ち方なんて、別に拘らないけれど、他所の家で食事に招かれたとき、漬物を先に食べるのは許さない。
他に食べるものがない、という意味になり、相手に恥をかかせることになるんだそうです。
オカンは、勉強しろとは言わないけれど、「人に恥をかかせるな。」という教育方針を持った人でした。

「オカン」は「ぼく」が小さなころに「オトン」と別居し、女手一つで、住所を転々としながら、ぼくを育てます。
料理上手で、貧しいながらも、息子の食卓にはいつも何品ものおかずを並べます。

「ぼく」は高校から「おかん」と別れて進学し、放蕩生活したり(この辺、父親に似たのかと)留年したりしますが、ぼちぼち、何とか、生活していけるぐらいの仕事を得ます。

その間、「オカン」は、一人で働き詰めで、しかも落ち着くける家がありません。
「オトン」は、離婚はしていないものの、別の女性と生活しているのです。

後に彼女は「私の財産は、これだよ」と、「ぼく」の卒業証書を差し出すのです。。

「ぼく」は「オカン」を東京に呼び寄せ、一緒に生活することにします。

・・でも、「オカン」には病魔が、忍び寄って来ていたのです。


自分を犠牲にしても、我が子を愛し、いとおしみ、育ててくれた母親の死・・。

「誰にでも訪れる悲しみだ」と著者は言いますが、世の母親全てが、「オカン」のように立派ではありません。。

私など、子育ての真っ最中なのに、何か私には他にやれることがあったはず。
などと今の生活に不満を持ってしまいますから・・、「オカン」のように良い母親にはなれません。

子供のために全てを注ぎ込み注ぎ込み、萎んでしまったような、「オカン」の人生。。

どこかの書評で、著者を「マザコン」と書いていたものを見かけましたが、私はそうは思いません。

これほど子供のために全てを投げ打ち、しかも他に心の拠り所(夫、家)のなかった人を、息子が大切に思うのは、至極当然でしょう。

「男が女親を好きで、何が悪い」という言葉、この本を読む限り、もっともだと思いました。

「ぼく」が「オカン」を看病し、見取るくだりは・・、涙が滂沱と流れてしまうので、読み返すのが困難なほどです。

時々、文章が唐突に切り替わるので、ちょっと読みにくいなと感じたところもありましたが、評判どおり、良い本です。

今のうちに、親孝行しなくちゃ、とも思わせられました。
東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~ 東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~
リリー・フランキー (2005/06/28)
扶桑社

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子供部屋を作れ。

私たち家族が住居にしている家の4階には、4畳ほどの、物置になってしまっている小部屋があります。

夫が独身時代から溜め込んでいる鉄道模型や、専門書、物に埋もれた大きなダイニングテーブル、そして、私が実家から持ち込んだ本、結婚してから買い集めた本、漫画!

ここを、小学三年生の息子の部屋にすることにしました。

彼も4月から4年生。

そろそろ落ち着いて勉強できる(遊ぶ?)スペースが欲しいところです。

今までは義父母との共同スペースの3階の10畳の和室に、息子の勉強机を置いていたのですが、あっという間に息子とその友達に、「おもちゃの国」にされてしまいました。。

うちで一番広い部屋なのに、「息子の夢の国」はもったいないし、何より義父母に申し訳ない(滝汗)。。

十畳の和室は、息子から取り上げて、机や勉強道具やおもちゃ(厳選!)は4階に上げ、4階にあるもろもろのものを整理、処分することにしました。

・・しかし。困ったのは本の山。

夫も私も、傾向は違うものの、本をかなり読むほうです。

結構買い込んだだけで、積読状態になっているものもあります。

群ようこのエッセイに、「読んだ本は心に何がしか残っているので、また読み返すこともあるかもしれない。捨てるなら、読まなかった本を」というくだりがありました。

なるほど、そうかも!と思い、未読の本を「ブック・○フ」に売却。

・・それでも、まだまだ残ってます、山が・・。

どうしてもこれは捨てられない!というものだけを除いて、徐々に処分していこうと思います。。

でも、そういった本でも、心に残った一節があるものは、備忘録としてここに感想を徐々に書き込んでから、手放そうと思います(汗)。

どんな本でも案外忘れられない一節って、あるもんなんですよね・・(汗)。
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