三毛犬ジョニーへの伝言

旧「自堕落な蟻」 ブログ名変えました。ジョニーは昔飼っていた可愛いビーグルの名前です。

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慟哭

「慟哭」

「症候群シリーズ」の、貫井徳郎さんのデビュー作です。

少し前まで、書店で平積みになっていたから、結構話題作だったんでしょう。

幼女誘拐殺害犯を追う佐伯警視の心情と、幼い娘を亡くし、心の拠り所を求めて新興宗教にのめりこむ松本の心情が、一章一章、交互に活写されます。

各章が短めなので、退屈することなく、さくさく読めます。

新興宗教の胡散臭さに薄々気づいていながら、「信じたいがために信じ」、溺れてしまう人の悲しさが胸に迫ります。

新興宗教というものの、悪辣さも、この本でよく分かりました。


推理小説なので、オチが言えませんが・・・、

こんな結末、ありですかあ~~??

最後まで読んで、びっくりしました。

経緯を確認するために、二度三度、読み返しました。


他の方のレビューも読ませていただきましたが、推理小説ファンの方には、序盤からオチが読めたのだそうで・・。

私には分からなかった(汗)。びっくりしました。

ここ数年のうちに読んだ本のなかで、一番の「驚きの結末」でした。。
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沖で待つ

芥川賞受賞作の「沖で待つ」を読みました。

著者は絲山秋子(いとやまあきこ)さん。

芥川賞の候補に挙がるのは、これで4度目。
直木賞にも一度候補に挙がったことがあるのだそうです。

直木賞の東野圭吾さんといい、今回は、苦労人(?)の受賞ですね。


「しょっぱいドライブ」といい、「鍋の中」といい、

純文学をいまいち解さない私には、芥川賞は、「だからどうした?」といいたくなる内容が多いです。

でもこの作品は、さらりと、喉越しよく読めました。小品だけど、佳作だと思います。


住宅設備機器メーカーに勤める主人公と、その同期の男、「太っちゃん」との、愛ではない男と女の関係。。

友情というほど薄くはなく、恋愛というほど濃くはない、「同期」の男女のつながり。

男性と肩を並べて、かといって気負わず、仕事をしている女性には、共感できる面が多いのではないでしょうか。


白状すると私は「仕事の出来ない女」で、就職も上手くいかなかったり、職を転々としたりと、限りなく社会生活不適応者に近い人間なんですが(汗)。

そんな私でも、「仕事をする」っていいな、「同期の仲間」っていいな、と思わせてくれます。


太っちゃんは、突然の事故で死に(序盤で分かるので、この程度のネタバレはお許しを)、主人公は生前からの約束どおり、太っちゃんのパソコンのハードディスクを壊しに行きます。

そこには、太っちゃんの愛妻にも見せられない、もろもろの秘密があるからです。

太っちゃんは主人公なら、約束を守り、パソコンの中身を覗くこともなく、ハードディスクを壊してくれるだろうと、信頼しているのです。

太っちゃんの死の直後、約束どおりに、彼のアパートに忍び込み、動揺しつつもディスクを壊そうとする場面は、緊迫感溢れる描写で、読んでいてドキドキしました。

誰にでも覗かれたくない秘密がある。でもその秘密を託すことの出来る、信頼できる仲間。

太っちゃんには、それが同期の女の、主人公だったんですね。

人の死ぬ話なのに、読んだ後、こころがほっこりと温かくなりました。

この作者の別の作品も、読んでみたいと思いました。
沖で待つ 沖で待つ
絲山 秋子 (2006/02/23)
文藝春秋

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文壇ボディビル協会設立したし。

「週刊新潮創刊50周年記念」として、今、昭和31年の「週刊新潮創刊号復刻版」が発売されているので、一冊買ってみました。

昭和31年・・・というと、さすがの?私も産まれていませんので、「ああ、これ知ってる!懐かしい~!」というような記事はありません(汗)。

でも時代の推移を感じさせられて、面白いです。

一番楽しかったのは「週刊新潮掲示板」!

何とあの三島由紀夫が、こんな記事を書いています。

「文壇ボディビル協会設立したし。会員を募る。
キャシャな小説家に限る。
会長を川端康成氏にお願いしたい。
目下会員は小生一人。
事務所は三島由紀夫方庭内ボディビル道場。(作家)

華奢な小説家のボディビルダー・・なんだかとっても寒そうです(汗)。

マッチョな、ボディビルのためのボディビルダーは、入会不可なんですね。

この記事、冗談なんですよね?本気だったしして。。

取り合えず川端康成氏は、会長を固辞したに違いないと思われ(笑)。。

東野圭吾フェア

ちょっと遅めの話題ですが・・、東野圭吾さん、とうとう直木賞を取りましたね。

「容疑者Ⅹの献身」は、文句なしに面白かったです。寝る間も惜しんで一気に読みました。

過去にも「秘密」「白夜行」などで、直木賞候補に挙がっていた東野さんですが、選考委員を務める作家に(噂では渡辺淳一氏とか)、「人間が書けていない」と評され、落とされ続けていたとか。

私はつい最近、「人間を見事に書ききっている」と絶賛されているけれど、拍子抜けするほどつまんない小説を読んだばかりです(苦笑)。。

私は文学通ではないので、小手先の技法や描写なんて、いらないんですよ。

心を別世界に飛ばして、時を忘れ、ページをめくるのももどかしいほどのめりこんで、ああ、良かった、面白かった!と本を閉じる。

そんな時間が持ちたくて、本を読むんです。

大衆文学の直木賞は、私のような俗な読者のためのものでしょう。

そして、東野圭吾氏ほど、この賞にふさわしい人はいないと思います。

あまりにも遅すぎる受賞でした。


今近所の本屋で、「東野圭吾フェア」なるものをやっています。

未読の「白夜行」他、東野さんの本をごっそり買い込んできました。

しばらく幸せな読書タイムが続きそうです。。

しかし、東野さん、テレビで初めてお顔を拝見しましたが、ハンサムですね!

ぼくのお腹は、30分しかもたない!

・・まず最初に、お食事中の方、ご注意くださいませ(汗)。

息子にいいものをもらってしまいました。

プレゼントは、嘔吐下痢症!

先週は、夫と私が続いてうつりました(汗)!

いや~、辛かった!

こんなに辛い病気は久しぶりです。

この病気は、熱は37~8程度で、まず、嘔吐、それが治まると超特急になる、というものですが、

私は幸いにも、胃のムカつき程度で、吐きはしませんでした。

・・息子も夫もげえげえやってたけど。。

しかし、第二段のピー!

こ、これがすごいのなんの。。

何度駆け込み、座り込み、空しくトイレの壁にかけてある「ケロロ軍曹」のカレンダーを眺めたことか。。

夫も私もトイレットペーパーを大量に消費いたしました。。

あうあう。

2日間で2キロ減りましたよ。


夫は「博士の愛した数式」の「ぼくの記憶は、80分しかもたない」という台詞をもじって、

「ぼくのお腹は、30分しかもたない」というジョークをぬかしました。

不覚にも、爆笑してしまいました。

笑うと、ヤバイんだっつーの!括約筋が(滝汗)。


今はもう、全快しました!

治りは早いけど、インフルエンザより辛いです。多分。。


この嘔吐下痢症、私の近所ではインフルエンザよりも流行しています。

皆様も、出来る限り、人ごみにはおでかけにならないように。

出かけても、必ず手洗い、うがいをなさるように、お心がけ下さいませ。

嘔吐下痢症、辛いですよ~。。


ごめんね、息子。

「気持ち悪いのは分かったから、黙って寝てなさい!」

なんて、冷たいことを言ってしまって・・・(反省)。。

10年目の結婚記念日

私めは、10年前の2月4日の、寒くとも快晴の日に、東中野の「日本閣」で結婚式を挙げました。

あれから、子供が三人産まれたり、病気したり、いろいろあったけれど、それにしても月日の流れの速いこと・・!

大人になると、時間の流れが加速がかかっているように感じるのは、至極当然のことらしいです。

6歳のこどもの一年は、今までの6年の人生のうちの6分の一。子供の一年は、大人よりもそれまでの人生に対する割合が高い。

なので、体験すること感じること、全てを貴重な体験として脳が記憶しているのだそうです。

だから子供の一年は長く、大人の一年は感じられるのだとか。

この前見た何かのテレビの受け売りですけど(汗)。

閑話休題。

私のこの十年は、間違いなく短かった・・?

ねずみ男のシルエットになってしまった白無垢角隠しを着たのが、つい最近のことのように感じますよ。

ところで、10年目の記念日といえば、スイートテンダイヤモンド!

でも、夫、指輪なんかいらんよ、あたしゃ。

指輪なんぞつける機会がないし。

そんなものより、欲しいのは、一人で過ごせる自由な時間。本。漫画。自分で作らない御飯。美味しい酒。スリムなボディを製造するためのフィットネスマシーン。温泉。海老蟹食べ放題。日がな一日ごろごろ食っちゃねしてても文句言いません、という誓詞。居酒屋飲み放題。映画も行きたいな。。

と、さりげなく?お願いしてみたら、

「何で妻だけにプレゼントあげなくちゃいけないの。夫にはないのか」

と、言われました。

うん。ない。


・・・とりあえず、夫は赤ワインとチーズの詰め合わせを買ってきてくれたので、
夜中に二人でささやかな宴を楽しみました(笑)。

ひろちゃん(夫)、10年間ありがとう。
これからもぐうたら妻を捨てないで下さい。
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