三毛犬ジョニーへの伝言

旧「自堕落な蟻」 ブログ名変えました。ジョニーは昔飼っていた可愛いビーグルの名前です。

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「ドンナ・ビアンカ」 誉田哲也

恋に墜ちたことが、罪だったのか。恋愛捜査シリーズ「ドルチェ」感涙必至の極上長編。41歳の純粋な男と27歳の儚い女。二人の不器用な恋愛が犯罪を導いたのか――? 中野署管内で身代金目的の誘拐事件が発生した。被害者は新鋭の飲食チェーン店専務の副島。提示された身代金は二〇〇〇万円。練馬署強行犯係の魚住久江は、かつての同僚・金本と共に捜査に召集される。そして、極秘裏のオペレーションが始動した。
(アマゾンの紹介文より)

「ストロベリー・ナイト」の姫川玲子シリーズで一世を風靡した、誉田哲也さんの女刑事物です。

こちらの女主人公、魚住久江は、40過ぎの独身。
親しみやすさはあるけれど、姫川のような華々しさはありません。

前作「ドルチェ」も読みましたが、所轄の魚住の担当する事件は殺人などの悲惨なものではありません。
猟奇犯も出てきません。
日常の、普通の人々が起こす、あるいは巻き込まれる小さな犯罪を取り扱った読みやすい小説でした。

さて。姫川よりも親しみやすい女刑事、魚住シリーズの続編。
「ドンナ・ビアンカ」

これも事件自体は、それほど意外性のないものです。
警察小説というよりは、村瀬と瑶子の恋愛がメインでした。
サブストーリーとして、魚住とかっての上司金本、若い部下の峰岸のプラトニックな三角関係も少し絡んできます。

瑤子を愛した村瀬がどんどん追い込まれていくさまが、読んでいて息苦しかったのですが、ハッピーエンドと聞いていたので、一気に読み切りました。

幸せな結末にホッとしました。
最後はじんわりと目が潤みました。。

ちょっと気になる点を言えば、全ての元凶の副島が小物すぎます。
こんな卑小な人物に、瑶子も村瀬も振り回されていたのかと。

もうちょっと物語的に、悪の魅力が欲しいとも思いますが、そこが市井のちっぽけな人々を扱った魚住シリーズの特徴でもあるのかな。

でも、面白かったです。

ドンナ ビアンカドンナ ビアンカ
(2013/02)
誉田 哲也

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