三毛犬ジョニーへの伝言

旧「自堕落な蟻」 ブログ名変えました。ジョニーは昔飼っていた可愛いビーグルの名前です。

「ポセイドン」を弁護してみる。

先週の日曜日、夫に半日のお休みをもらい(子供を預かってもらって)、有楽町マリオンに観に行きました。

劇場で映画を観るのは、本当に久しぶりなので、嬉しくてしょうがありませんでした(笑)。

さて何を観ようかな・・、邦画にはあんまり興味ないし、「ダビンチ・コード」は混んでるし・・、とマリオンをぐるぐるしたところ、「ポセイドン」の看板が眼に入りました。

入ってみたところ、あんなにテレビで宣伝していたのに、結構空席が目立ちました。


ところで今は一般席でも事前に指定してくれるんですね。

おかげでトイレや飲み物の確保が事前に安心して出来ました!

以前は一般席の客は、扉が開くまで、ずらーと行列を作らされたのですよ~。

一人で見るときは、席が他の人に取られやしないかと不安で、上映前にトイレに行けなかったりしたのに。。

便利な世の中になったものだと、しばし隔世の念(笑)。


さてこの新海神さま、ネットでレビューを見る限り、あまり評判が良くないようです。

オリジナルの「ポセイドン・アドベンチャー」がパニック映画の金字塔として、高い評価を得ていたせいもあるでしょう。

確かに映画の出来はあちらの方が上かな?とも思いますが、私は楽しめました。

何せ、とにかく退屈しない。飽きさせない。

映画が始まってすぐに、何の伏線もなく、巨大津波がやってきます。

原作小説は無論、オリジナル映画でもかなり入念に伏線が張られていたのですが、

「こむつかしい理屈は不要!この大波を見よ(CGだけどな)!!!」

とばかりに、ものすごいのが!どどどど~んと!


成す術もない自然の驚異に立ち向かう、勇敢な子羊たち。


オリジナル映画で「神を頼るな!」というスコット牧師のスタンスに、宗教関係者から批判の声が上がったのを受けてか、この映画では一切の宗教色を排しています。

オリジナル映画の登場人物は、一切出てきません。

原作の登場人物を投影しているのかな、と思う人もちらほらいますが。。

そして、やたらとかっこいい、ジョシュ・ルーカス!

はっきり言って、主役はカート・ラッセルではない、この男です。

今はしがない賭博師。その前は海兵隊員だった(らしい)という怪しすぎる経歴も、「今はコックだけど以前は大阪で空手道場開いてました」と同じくらい胡散臭くて素敵。

子持ち美女と恋に落ちる。さらに絶体絶命だった子供を助ける(どうやって助けたのかの説明はないけど)。

チームの足を引っ張っているような女性も、決して見捨てない。

とにかくかっこよすぎです。


・・かと思うと序盤にメキシコ系のウェイターを非情に見捨てたりもしますが・・、この辺りは原作のスコット牧師を投影しているのかな・・?


映像も凄い!の一言です。今のCG技術って、ホント、出来ないことは無いんですね。


大画面で見ると、迫力があるの何の。ものすごい臨場感がありました。

ライド・ムービーとパンフレットにあったとおり、この映画は遊園地のアトラクションに乗るような感覚の映画なんです。


オリジナル「ポセイドン・アドベンチャー」のような人間ドラマがない、という批判が多く聞かれますが、製作者は意図的に、そういった人間描写を省いたのだろうと思われます。


人間ドラマがなくても、いいんです、私は。


怖い!凄い!ハラハラドキドキ。ああ~~!!良かった!


と、1時間半を楽しんで、その後はすっきり忘れる(というか余韻を残さない)。


まるで貶しているようですが、誉めてるんです(汗)。


小難しい映画ばかりじゃ息が詰まる。


原作のようにシビアで悲しい話では、やりきれない。

この映画の脱出劇は、原作小説での、マラーの望み(生き残るのは自分達だけであって欲しい、英雄のように扱われたい)を体現しています。

現実的ではありません、でも映画なんですから。

映画は夢なんですから、必ずしも現実を投影しなくてもいいんです。

反対にこんな内容の小説を読んだなら、「うそくさ~!」とすぐに放り投げたでしょうが(笑)。

98分という短さもいいです。

劇場で見るのに適した映画です。

悲惨な落下シーンや、グロテスクな死体が出てきたりしますが、どうせCGです(苦笑)。

私はこの映画、好きですよ。

ただ、生き残ったのが白人様だけなのが、ちょっと気になりました。
そして最初の津波で生き残った人々をミスリードして死なせてしまう船長は、黒人。
原作にもオリジナル映画にも、こんな設定はありませんでした。
もしかして、製作者の中に有色人種嫌いがいる??


ポセイドン ポセイドン
カート・ラッセル (2006/10/06)
ワーナー・ホーム・ビデオ

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