三毛犬ジョニーへの伝言

旧「自堕落な蟻」 ブログ名変えました。ジョニーは昔飼っていた可愛いビーグルの名前です。

暗闇と蛍と玉鬘

地元の商店街で、夜8時から、「蛍を観賞しましょう」というイベントがありました。

子供をお風呂に入れる前に、皆を連れて、私も観に行ってきました。

でも・・、山の中でさらさらと流れる清水のまわりに飛ぶ、優雅な蛍を連想していましたが、悲しいかなここは東京の下町。静謐も緑も清らかな水も、ありません。

蛍は、金網の張られた大きな箱に、「閉じ込められて」いました。

この暑さでまいっているらしく、暗闇で目を凝らせど、蛍の光らしきものは見えません。

近所のお兄さんが、網にお水をまいてあげると、蛍たちはぱあっと光を放ちました。

まじまじと蛍を見るのは私も今日が初めてです。

・・でも何だか哀れな気もしました。。
イベントが終わったら、野山に放ってあげて欲しい・・。無理かなあ。

しかし蛍の光、って、微々たるものですね。

「源氏物語」に、玉鬘(夕顔の娘)のもとに、蛍兵部卿宮が訪ねてくると、源氏が玉鬘の側に蛍を放ち、蛍の薄明かりで玉鬘の美貌を見た蛍兵部卿宮は、すっかり彼女に心を奪われてしまった。。というくだりがありますね。

源氏はよっぽどたくさんの蛍を捕まえてきたのか、あるいは、蛍の光で相手の顔が見えるほど、当時の暗闇は深いものだったのか。。

おそらくは、後者のほうなのでしょうね。。

現代の文明に慣れきっている私は、明かりのない生活は考えられないし、暗闇の生活は怖いです。

でも蛍にとっては、平安のほうが、はるかに住みやすい時代だったんだろうな、と少し蛍に同情しました。。
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