三毛犬ジョニーへの伝言

旧「自堕落な蟻」 ブログ名変えました。ジョニーは昔飼っていた可愛いビーグルの名前です。

子を見上げる

今年17になる息子は、一人っ子時代が長かったせいか(彼が小学一年のときに長女が誕生しました)、小さい頃は甘えたがりでわがままな子どもでした。

どこかへ出かけるたびに、歩くのにすぐ飽きるのか疲れるのか、「抱っこして」と甘えてきました。

右手に荷物、左腕に長男を片手抱っこ。

おかげでさまで(?)私の左の二の腕は、当時しっかり筋肉付いてました


周りからも過保護なのでは、甘えさせ過ぎなのでは、もっとしっかり叱ってしつけをしないと、などと散々忠告され、自分でもこのまま我儘で自分本位な子どもに育ったらどうしよう・・、と案じていた時期もありました。


でも、次々と妹たちが産まれたこともありますが、その後息子の我がままは、すっかり治まってしまいました。

思えば息子はあの一人っ子時代に、一生分の我儘を発散させていたのかもしれません。


閑話休題。

先週の土曜日、夫の会社の創立100周年記念式典があり、本社のある京都まで、一家でご招待にあずかりました。

こんな機会はめったのないので、もちろん参加しました

金曜日、子どもたちが学校から帰ったら急いで支度して、東京から大阪行きの新幹線に飛び乗ります。

夏場とはいえ、子ども連れの旅の荷物は、半端なく多いです。

パジャマなどは、大人はホテル備え付けの浴衣で代用できるけれども、子どもは身に合うものがないので、持っていかなくてはなりません。
服も汚れること、濡れることを想定して多めに入れます。しかも、娘たちは着る物の好みが全然違うので(長女はモノトーン、二女はガーリー系)服の共有というものを全くしてくれません

宿題や車中で遊ぶゲームや本などは、それぞれ娘たちのリュックに入れて自分で持たせ、他の荷物は家で一番大きいスーツケースに詰め込みました。

当てにしていた夫は仕事で遅くなりそうなので、一緒の新幹線には乗れそうもありません。

そして、スーツケースは重い。。

その上、うちの最寄りの駅には、エレベーターもエスカレーターもなく、心臓破りのような(私にとっては~)階段があるのみです。

さて、どうしよう。

と、案じている間に、玄関を出るとすぐ、私が頼んだわけでもないのに、息子がスーツケースを引いてくれています。
息子も自分の荷物を入れた大きなリュックを、背中に背負っているのに。

心臓破りの階段(私にとって)も、息子はひょいとスーツケースを持ち上げて、難なく通過。

混んでいる車内では、妹たちが押しつぶされないように空間を作り、多少車内が空いてきても、座らずに席を他の人に譲ります。

東京駅に着いて、「新幹線の切符はどこだ~!」と慌ててバックを探る私を見て、

「切符はみんなの分、僕が預かっておくから」

とまで言われてしまいました

高校二年の男子なのですから、特に褒めるようなことではないのかもしれません。
当たり前のことなのかもしれません。

でも、私のあの「だっこ星人」が。
ついこないだまで、「スイミングスクールに行きたくない」と言って、びいびい泣いていた子が。
ガチャガチャで欲しい電車のおもちゃが出てこないと言って、座り込みをしていた困ったちゃんが。


息子よ。

いつに間に君は、そんなに大人になったのだ?

頼りになる「男」になってくれなたあ。


すでに私の背を超え、見上げるようになった息子。

愚母は息子の成長に目を細めつつも、ほんの少し、寂しさも感じたのでした。





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