三毛犬ジョニーへの伝言

旧「自堕落な蟻」 ブログ名変えました。ジョニーは昔飼っていた可愛いビーグルの名前です。

最凶の恋愛小説

親友が新堂冬樹氏の小説の愛読者です。
私には今まで「無間地獄」の人、という印象しかありませんでしたが、この方は純愛小説あり、動物ものありで、実に多彩な作品を書いていらっしゃるそうですね。
この本は、週刊文春の書評が面白かったので、読んでみたくなったんです。

「吐きたいほど愛してる」
4編の短編からなっていますが、もちろんまともな恋愛小説なんて一つもありません。
自己愛の強い妄想癖のある男、被害妄想で衰弱していく女、などが「自分にとっての愛」のために、「そこまでやるか?」と言いたくなるほど、残虐な手段で、残酷な結末に向かっていくんです。
グロい小説とは聞いていましたが、これほどとは・・・(汗)。
著者自身も「読んでいて気持ちが悪くなった」とおっしゃったとかおっしゃらないとか。

まだ書店に平積みになっているようですから、あまりネタバレはいたしませんが、これほど醜悪で残虐な小説を、私は読んだことがありません。

しかし、「面白い!」というのとは違いますが、この作者は読者を引き込むのが巧いです。
「やだ~!!」「気色悪い~!」と思いつつも、ページをめくる手を止められないのです。
これはやはり作者の力量なのでしょう。
一気に読み終わった後、疲労感と食欲不振が残りました(笑)。
うう。。。肉ウジチャーハン。。。。おええ。。

新堂冬樹さんって、今は企業コンサルタントの社長も兼ねていらっしゃるそうです。
でも昔は、闇金にいたこともあるとか聞きました。じ、人生経験豊かなんですね・・(汗)。

この小説を読んだ後では、新堂氏の純愛ものを読んでも、「ものすごく怖い展開になるに違いない」
「そのうち腐乱死体や鮮血や肉ウジチャーハンが出てくるに違いない・・・」とビクビクしてしまいそうです(苦笑)。

確かに読みがいのある本ではありました。
でも私はこの本が本棚にあるのも怖くて、先に述べた新堂ファンの友人にあげちゃいました。。

グロい小説の好きな方(?)には、おすすめ・・・です。。
吐きたいほど愛してる。 吐きたいほど愛してる。
新堂 冬樹 (2005/01/20)
新潮社

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