三毛犬ジョニーへの伝言

旧「自堕落な蟻」 ブログ名変えました。ジョニーは昔飼っていた可愛いビーグルの名前です。

「白夜行」東野圭吾

ドラマと小説は別物・・、というのは分かってはいます。

しかし、しかし、この作品ほど後悔したことはありませんでした。。

「ドラマより先に、原作読んでおくんだった~!」

木曜日は何故かバタバタして、ドラマも最初のほうしか観ていません。

第一回目の、子役の演技は、それだけ単発ドラマにしても良いほど、出来が良かったと思います。

でもね、でも。。。

あの事件が、原作での要なんです。

小説では、雪穂、亮司の心情は、一切書かれていません。

彼らに関わった人たちに起こる、不幸な事件、不可解な事件、

それらを「その他」の人々の視点によって、描写しています。

だから余計にこの二人がミステリアスで、「その昔、何があったんだ?」と

読者は引き込まれるのです。


ドラマは、いわばネガポジ反転したかのような、雪穂、亮司主体の作り。

だからこそ、あの子供時代の事件の種明かしを先に持ってきたのでしょうが。。

あのドラマの、特に第一回目。あれを観ていなかったら、

この小説は、どれほど面白かったろう、と残念に思うのです。。


しかし・・小説の雪穂は、ドラマ版より、悪い女でした。。

同情すべき点はあるけど、彼女のような人が側にいたらと思うと、恐ろしいです。

優しかった友達をこれ以上ないほどの汚い手段で陥れる。

慈しみ育ててくれた義母は、・・・する。

ラストは、余韻の残るものでしたが、

私は「どうか雪穂に天誅を!」と願いましたよ。

たとえ子供時代に酷い目にあっていても、彼らのしたことは、許されないです。

「白夜行」は、恋愛ものではなく、ピカレスク、犯罪小説なんですね。

そう考えれば、面白かったです。

「白夜行」の続編のようなものに、「幻夜」という作品があるそうです。

こちらは二人を主体にした小説なんだとか。

本屋にあったら、買ってみようかな。

白夜行 白夜行
東野 圭吾 (2002/05)
集英社

この商品の詳細を見る
スポンサーサイト

管理者にだけ表示を許可する