三毛犬ジョニーへの伝言

旧「自堕落な蟻」 ブログ名変えました。ジョニーは昔飼っていた可愛いビーグルの名前です。

「幻夜」

「白夜行」の続編というこの長編も、早速読んでみました。

白夜行が雪穂と亮司の物語なら、これは美冬と雅也の物語。

美冬・・が実は何者なのかは、はじめから予想がつきました。

おそらくこれを読んだ方は皆そうでしょう。「白夜行」の「続編」なのですから。


「白夜行」は、徹底して、主人公二人の視点からの描写をしませんでした。

それがかえって、雪穂と亮司の神秘性を高めていました。


「幻夜」では、雅也の視点で物語が語られます。

当然、相棒?の美冬の言動や企みも、かなり詳細に描写されます。


全て読み終わって感じたことは・・

雪穂は、亮司にも雅也に対するように、あれこれと悪事の指示を出していたのだろうか、と、

彼女に幻滅しました。

美冬は、素晴らしく頭が良い女性なのでしょう。時代を読む確かな目も持っている。

でも、関西弁で、あれこれと悪巧みをする彼女は、「白夜行」の雪穂に比べて、俗っぽく、下品です。

そして、怖ろしく冷酷。

やはり雪穂・・美冬は好きになれないです。

東野さんは、「内助の功」的な、良妻賢母の女性より、美冬のような女性がお好きだと仰っていたのを、ネットで読んだことがありますが、よほど懐が深いのか、それとも変わっているのか(汗)?

お話は時間を忘れるほどに面白いのですが、結末は・・悲しいです。

美冬に振り回された雅也。人生を滅茶苦茶にされた雅也。

それでも、・・・あの決断をするんですね。

雅也のような男こそ、女性の理想かもしれません。

幻夜 幻夜
東野 圭吾 (2004/01)
集英社

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