三毛犬ジョニーへの伝言

旧「自堕落な蟻」 ブログ名変えました。ジョニーは昔飼っていた可愛いビーグルの名前です。

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こいつ、本当に医者か?

・・という帯が目を引いて、買っちゃいました。

奥田英朗「イン・ザ・プール」

精神科医伊良部のもとを訪れる、ちょっと変わった心の病を持つ患者達。

プール依存症の男性、陰茎強直症(赤面)の男性、被害妄想癖のモデル、ケータイ依存症の少年。。


だがこれらの人たちを診察する医者は、もっと変。

精神科医伊良部は、色白でデブ。不潔ったらしく、マザコン。

しかも注射フェチ(ここを訪れた患者は全て、野菜不足だから、とか無茶苦茶な理由で注射される)。

でも、やたら人懐こい。

患者の話をよく聞いて、親身になってカウンセリングを・・・、などということは全くせず

ただ患者とおなじ目線で、治療を楽しもう(と私には思える)とする。

プール依存の男性には、「ぼくも一緒に泳ぎに行く」。

「豊島園のプールに行こうよ~」とまで言い出し、男性は中年男二人で、曇天の「としまえん」の流れるプールでぐるぐるするはめになる。

ケータイ依存症の少年には、「お昼はオムライスを食べました」などの、どーでもいい内容のメールを少年に送り続け、下らないので少年が無視していると、「どうして返事をくれないの?」と子供のように拗ねる。

でも何故か、最後には、患者達は、伊良部によって笑いを取り戻すようになっているのです。。


ついでにただ一人の看護士マユミさんは、無口な露出狂の美女(笑)。
マユミさん、かっこよくて好きです。


いや~、久々に、本を読みながら大笑いしました。

掛け値なしに面白い!楽しい本です。

本当に伊良部のような医者がいたら、絶対に診療は受けたくないけれど(笑)。

患者達が伊良部から学んでいくのは、

「こんなおじさんでも医者になれるんだ。」というのと

「伊良部みたいに、適当に生きていてもいいんだな」ということだと思われます(笑)。


この作品の続編が、直木賞受賞の「空中ブランコ」。

こちらも読んだので、また感想を書きます。
イン・ザ・プール イン・ザ・プール
奥田 英朗 (2006/03/10)
文藝春秋

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