三毛犬ジョニーへの伝言

旧「自堕落な蟻」 ブログ名変えました。ジョニーは昔飼っていた可愛いビーグルの名前です。

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ダ・ヴィンチ8月号

ゴエ様に情報をいただきまして、買いました。ダヴィンチ8月号。
「清水玲子の進化論」と題して、清水先生のデビューからの軌跡を辿っています。

清水先生のロングインタビューも読み応えあり。
安孫子美和先生も、2ページの漫画で清水先生の思い出を語られています。
昔から仲が良いですね。新人時代、お二人で熊本と宮城を繋ぐ文通をなさっていたと。
そのお手紙やイラスト、今にすればファン垂涎ものですね。。

映画で主役を演じられる生田斗真さんのインタビュー記事もあり。
(以下引用)
青木と鈴木の愛情。誰かを守りたい、人を愛したいという気持ち、彼のそういう優しさが、僕は一番好きです。
「秘密」は先端的脳科学と人間の脳の恐ろしさの向こうに、美しい世界が確かにあるということを伝えようとしていると思います。

映画観ました。感想は後で書きますが、生田さんの薪さん良かったですよ。

そして、この特集の白眉は、元ララ編集部の高木靖文さんのインタビュー記事。
(「秘密」の名キャラクター、岡部靖文の名はこの方から取られているそうです。)

80年代の「Lala」は、すごく面白かった。毎月の発売日が楽しみでした。
「日出処の天子」「エイリアン通り」「綿の国星」「摩利と新吾」・・・、高木さんのおっしゃるには、当時のララ編集部には、面白ければ何をやってもいいという雰囲気があったといいます。
それは同社の「花とゆめ」でも同じでしたね。
「ガラスの仮面」「スケバン刑事」「ピグマリオ」「はみだしっこ」「ブルー・ソネット」・・。
少女漫画とは思えないほど、ハードボイルドな作品があったり、奇天烈な作品があったり。
作家にも勢いがありました。

85年、角川が「月刊ASUKA」を創刊し、ララからベテラン作家がごっそり抜けた事件がありました。
一読者に過ぎない私にもただごとではないことは感じられました。
高木さんは「ぼくはまだペーペーだったのでよくわからなかったのですが、当時の編集部は大騒ぎしていたと思います。」と。
「ダヴィンチ」は角川の雑誌なのに、高木さん、ここのところをよくぞ語ってくれました。

抜けた作家の穴埋めとしての、連載人の再構築。
そして、若手作家発掘のための「Lalaシンデレラ賞」で清水玲子の「天女来襲」が受賞。
これは若手作家の作品を毎月一作ずつ掲載し、読者投票で受賞作を決めるものでした。
当時高校生だった私も、「天女来襲」に投票しましたよ^^

97年に高木さんは「メロディ」を創刊。
「ぼくは80年代のLalaが大好きだったんですよ。でも歳を重ね、時間を経ていくと、世の中の売れ筋だったり、売れ線に引っ張られていくこともあります。それを否定はしないけど、97年にメロディを作ろうってなったときに、真っ先にに思ったのが、80年代のLalaだったら作れるな、ってこと。これをできる会社はほかにないだろう、と。
創刊号の表紙は清水さんにお願いしました。清水さんを表紙に持ってきたことで、すべてが変わったのだと思います。」

忘れられない思い出、として、「輝夜姫」を始めたころ、清水さんと奄美大島に取材に行った時のことも語られています。

昔好きだった曲を聴くと、当時の思い出が蘇るように、高木さんの記事に昔を思い出して、少し切ない気分になりました。。

メロディ8月号

今月号の表紙は映画とのタイアップ。
口元に手を当てて鋭い視線を投げる薪役の生田斗真さんと薪さん。
巻頭に生田斗真さんと岡田将生さんのインタビュー記事がありました。

映画の話はさておき、今月から新章「増殖」がスタート。

ホラー映画「見えないともだち」を観た観客は、子供の亡霊をみるようになり、やがて次々に死に至る。
「リング」のようですが、作中で薪さんも言ってますね。

「昔のホラー映画みたいに呪われたビデオを観たから呪い殺されるんだ」とか、「阿部定がTVから何かを切りに出て来るとか寝ボケたこと言うんじゃないだろうな?」

「薪さん 貞子です。名前似てるけどそれ別件です」

ビデオを観たら、もれなく飛び出す阿部定がついてくるのですか・・・真剣そのもので力説する薪さんが楽しい。

無論、呪いのビデオなどではないのでしょう。きっと何かのトリックがあるはず。

ここで薪さんが助言を得ようと訪ねるのが、なんとタジク!

今まで過去の事件の登場人物が再登場することはなかったように思うので、意外でした。

「羊たちの沈黙」のレクター博士のように、タジクは薪さんを導いてくれるのか?
目つきの鋭いジャックのような、タジクのうれしい再登場でした。

青木を(無理やり)眠らせて、一人で呪いの映画「見えないともだち」を観ようとする薪さん・・。
「僕は死ぬのは怖くないが・・、おまえが死ぬのは怖い」

続きがとても楽しみです。

メロディ6月号

「秘密」番外編は、岡部さんのスピンオフではなく、コメディでした。
新米が大ポカミスをやらかしてしまい、薪さんを激怒させずに報告するにはどうしたら・いいか、岡部さんや青木が
右往左往するお話。最後にはホロリとさせられました。
そして雪子さんがおめでた。。
もうしょうがないけど、雪子さんは青木と結ばれてほしかったな。

映画の詳報もありました。

主題歌にSIA
貝沼役に吉川晃司
なんと貝沼が美男に・・。

清水先生が寄せたコメントもありました。これが一番興味を惹かれました。

試写を観ながら思い起こしたのは脚本を渡された時のこと。不遜にも監督に意見したのだ。
「あまりに過激すぎないか」「情報を詰め込みすぎではないか、もっと削ったほうがよくないか」云々。
監督は譲らなかった。「それではテレビの2時間ドラマになる」そして今、試写を観終えて。
 監督が私や外野の意見に振り回され脚本を変えるような人でなくてよかった。
自分の意思、情熱に正直な頑固者で本当に本当に良かった。
 撮影現場のスタッフ。演じた俳優。長い撮影を共にし手足となって働きながらも
誰も想像しなかったのではないか。
まさかこんな凄い映像に変化するなんて。こんなすさまじい映画になるなんて。
「ハゲタカ」とも違う。「るろうに剣心」とももちろん違う。「秘密」を映像化したいと思ってくださった
NHK時代から監督の頭の中だけにずっとあったのだ。このイメージが。映像が。
それを本気で2時間半にぶつけて見せてくれた。
私は漫画家として紙とペンだけで勝負してきて「映画なんかに負けない。映画以上のものを描いてやる」と
頑張ってきたが、この映画を観た時は負けた気がした。凄すぎる。完敗したのにこんなに嬉しい負けはない。
大友監督って本当に天才だったんだ。素晴らしいもの観せてくれて感謝します。
早く観た人とあのシーンこのシーンについて沢山話したい
(引用終わり)

この手放しの褒めよう。
最近の漫画原作の映画ってあまり面白いと思うものがなく、正直「秘密」も不安だったのですが、
原作者がここまで仰るのだから、期待していいのかな。

必ず観に行きます。


メロディ4月号

いつもいつも周回遅れの感想です^^
最近はあまりパソコンを開かなくなってしまって。

「秘密 可視光線」今回で完結です。

桜木さんとお母さんの愛情の強さに、涙がにじみました。

「人は時々嘘の表情をつくるだろう  わからなくなる
たくさん見えすぎてかえってわからなくなる
今おまえがどんな表情をしているのか見えないが
おまえが真に俺の身を案じてくれているのはわかる
顔は見えなくても  いや
表面上の顔が見えないからこそわかる
その人の本質が
この人が 母が日々どんな思いで俺を育てたのか
毎日どんなに苦しんでいたのか
俺をどんなに 愛して 心配して
俺のために 心をくだいてくれていたか」

このあたりのシーンは、本当に素晴らしいです。

薪さんが桜木さんと自分は似てる、と青木に心情を吐露しますが、
二人の共通点は、大切な人間を手に掛けてしまったということだけでなく
母親との関係にもありますね。
薪さんの母もまた、辛い過去を抱えてしても子供を愛し育てました。

「可視光線」は秘密シリーズの中でも屈指の名作だと思います。

次回は岡部さんのショートストーリーだとか。
岡部スピンオフ、二度目ですね^^

メロディ2月号

ここのところずっとブログ放置状態ですが、清水玲子愛を語るためだけに細々と続けています(〃▽〃)
備忘録も兼ねて。

さて今月号の「秘密 season0」

桜木さんのお母さんの、優しさと苦しみが胸に迫りました。

強姦で出来てしまった子など、堕胎することを当然考えたでしょう。
でもこの人は産んで、愛そうとした。

もしかしたら夫との子かどうか分からないので、そちらの方に「賭けた」のかもしれない。
でも、その願いは打ち砕かれてしまった。
幼児の桜木の描く絵と、死刑囚永江の描く絵の「ある共通点」を見つけてしまった。

桜木さんのお母さんには、事件当時もう大きな大人の子供がいました。
と、いうことは彼女はあの時もう、40代半ばぐらいの年だったのでしょう。
この先子供を授かることは、ほぼない年齢です。

私も同年代なので、「産む」決断をしたこの時の彼女の心境を、いろいろ考えてしまいます。

子育ての楽しさ苦しさは、熟知しているはずのお母さん。
子供はもう育ちあがり、自分も年をとって、もうおそらく新たな命を授かることはない。

酷い経験をして、妊娠に気付いた彼女は、ただ、新しい命を「惜しい」と感じたのではないでしょうか。
若い時なら、迷わず堕胎の処置をしたのかもしれません。

私ももう子供を産むことのできない年なので、堕胎を軽々しく捉える人(大抵男ですね)が心底嫌いです。
命をなんだと思っているのかと。
強姦や近親相姦などの痛ましく悲しい事情があるのなら勿論別ですが、基本授かった命はあれこれ考えず産んでしまえ、と思っています。
後々産まずに後悔するぐらいなら、産んで後悔した方がまだましだよ、と。
子供を授かれる時は、女性の場合は限られています。いつまでも若いと思いなさんな。
高齢だろうが未婚だろうが不倫だろうが、授かれる時に産んでしまえ。
命が勿体ない。あまりにも勿体ない。

桜木さんのお母さんは、酷い体験の「結果」である子供を産んで、その上自分で愛し、育てた。
これは誰にでも出来ることではありません。

話がそれますが、「アンジェリク」という大河小説の、主人公アンジェリクと娘オノリ―ヌの関係を思い出しました。
(「アンジェリク」は木原敏江先生が漫画化されていますが、原作は文庫で26巻と長く、波乱万丈で結構残酷な場面も多い小説です。でも面白いのは10巻ぐらいまでで、あとはかなり退屈だったりします=^_^=)

オノリ―ヌは強姦で産まれた子です。アンジェリクははじめ彼女の存在を憎み、堕ろそうとするけどうまくいかず、産んでからも捨てようとしたりと、まあ当然の反応をします。
が、それまで産んだ子と違い、オノリ―ヌはアンジェリクのみを頼りとして生きる小さな命です。
自分の愛を乞うオノリ―ヌの世話を、自らの手でするうち、アンジェリクの心は「どの子よりもこの娘を愛している」と言うほど変化していきます。
子供は、親とは別の、一つの命なのです。

桜木さんのお母さんと、貴族の美貌のお姫様を重ね合わせてしまいました。

桜木さんが薪さんに敵愾心を持つのは何故でしょう。
単に美貌のエリートへの嫉妬と捉えるには、何か根がありそうな・・。

でも桜木さんとお母さん頑張れ、と思った今月号でした。

関口は本当に、冤罪だったのか。

ここまでなかなか予想外の展開でしたから、何かまたどんでん返しがあるのではと思ってしまいます。









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